フェローシップ

個人として企業と共に歩むフェロー(仲間)というカタチ

2004年、山協印刷はフリーで活動するクリエーターに会社の設備環境を無償で提供し従業員と共に技術の研鑽をし合う「フェローシップ制度」を導入しました。
フリーランサーが抱える「個人事業主ゆえの諸事情」は意外にも多く、優れた才能がありながら制作に専念する十分な時間が取れず悩みを抱えている人が多くいます。そんな問題を解消すべく思いで立ち上げたのが山協印刷の「フェローシップ制度」です。
事務所の家賃、営業経費、設備投資等々から開放されるので制作業務に専念する事ができ“腕一本”で勝負ができます。勿論、仕事も山協印刷から発注されます。現在9名のフェローが社内に常駐し山協印刷のビジネスパートナーとして互いのステークホルダーを尊重し合い”WinWin”の関係を築いています。

集中力と質の高い仕事を得る事ができ、充実しています。
フォトグラファー 色川修一
僕が山協印刷さんの社内外注になったきっかけはフリーランサーになって10年目を迎えた折しもデジカメの出現で業界を賑わせている時でした。当時はデジカメのポテンシャルが未知数で個人で導入するにはリスキーな面もあり僕自身も思い悩んでいる時でした。そんな時、山協印刷さんからカメラマンが定年するので代わりに社内外注として会社に常駐してみないかと打診がありました。スタジオや設備機器も自由に使っていいという条件もあり迷う事なく承諾。結果デジカメにも触れられ上手く時流に乗る事ができました。今、山協印刷さんの社内外注になって良かったと思うのは設備環境を利用させて貰える事と仕事のオファーを頂ける事です。フリー時代は何でも自分ひとりでこなさなければなりませんでしたが、今はその時間を撮影に向けられるので集中力も高まり質の高い仕事ができるようになりました。
独立を目指すための礎になる、それがフェローシップ制度だと思います。
元々は、山協印刷のDTPとして8年9ヶ月勤務した後、一念発起をして退職。新たな可能性を求めて他業務に従事した時期もありましたが、やはり初志のグラフィックデザインを忘れることができずに改めて制作の舞台に身を置こうと考えていたところでした。市況の状態も芳しく無いなかデザイナーとして独立してやっていくには不安を覚えていたそんな折に山協印刷さんからフェローシップ制度のお声が掛かり、まさに天の声を感じて二つ返事で飛び込みました。実際にはフリーランス・デザイナーの泣きどころでもある営業活動は山協印刷さんの営業に動いていただけますので私は制作業務集中して力を注ぐことができますのでたいへん助かっています。独立して事務所を構えるのもデザイナーの夢ですが、私はこのフェローシップ制度を活用して自身の基盤を築くのもひとつの方法だと思っています。
グラフィックデザイナー 前川 奈緒美